Conn Multivierを用いてオクターヴでハモらせながら、後半はほとんどブリブリしたファズって感じです。この1960年代後半に製作された一連の管楽器用オクターバーは、どこかチリチリとしたファズっぽい質感があるのが共通した印象ですね。
→Conn Multivider 1
→Conn Multivider 2
こちらはループ・サンプラーやファズ、ワウペダルを駆使して、荒削りながら量感たっぷり重厚なソロを披露しています。ベルの中からケーブルが出ているところを見ると、ベル内にベルクロで取り付けるエレクトレット・コンデンサー・ピックアップBarcus-berry C5600(C5200)でしょうか。その他の 'アンプリファイ' なトロンボーン吹きのアプローチを見ると、Yamahaの電子式消音ミュートであるSilent Brassピックアップ・システムを用いている方が多いですね。
→Barcus-berry C5600①
→Barcus-berry C5600②
こちらはSnarky Puppyというグループのトロンボーン吹きによるBoss GT-10のループわざ、マルチ・エフェクター使用で上記動画よりも洗練されています。トロンボーンのトーンを多彩に変化させながらオーバーダブしていくのが、このループ・サンプラーを使いこなすキモですね。
最後は、フランク・ザッパの 'ジャズ・ロック・バンド' としての最盛期である1973年のザ・マザーズ・オブ・インヴェンションから、トロンボーンのBruce Fowlerの妙技を聴きましょう。ピエゾ・ピックアップのBarcus-berry 1374をマウスピースに接合しておりますが、Barcus-berryはこの時期から管楽器の 'アンプリファイ' における市場で普及し始めたのだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿