→Piezo Barrel on eBay
→Piezo Barrel Wind Instrument Pickups
→vimeo.com/160406148
ラインナップはサクソフォン、クラリネット、トランペット、トロンボーン、リコーダー、バスーンなど多様な管楽器奏者のニーズを満たしており、一時期のBarcus-berryのような '老舗感' さえすでに漂っているのは凄い。この手の製品としては最近、eBayに 'お店' を出しているブルガリアのNalbantov ElectronicsやギリシャのTAP Electronicsなどがありますけど、このPiezoBarrelの '売れ行き' に比べてまだその知名度は低いでしょうね。
こちらは 'PiezoBarrel広報大使' (笑)と呼んでも差し支えないくらいに楽しいパフォーマンスを披露するLinsey Pollakさん。一見、大道芸的展開ながら実はかなりのテクニックと表現力で聴かせますねえ。今でも少ないPiezoBarrelの動画ですが、その初期においてほぼ皆無だった頃にわたしが初めて見たのもこのLinseyさんの動画。すぐ購入に向けてあれこれ調べ始めたのは言うまでもありません(笑)。
●eBayで販売を開始した初期のもの。まだサックス/クラリネットの木管楽器用のみの商品展開で、金管楽器用のものに比べると高域を落として中低域に振ったチューニングがなされております。基本的なPiezoBarrelのパッケージの中身としてはケーブル、自分でお気に入りのマウスピースに装着する 'DIY派' の為に複数のソケット部と蓋にゴムパッキン、ピックアップ本体のLevelツマミを回す為の小さなドライバーが付属します。
●続いて金管楽器用として登場したのがこちらの 'P6シリーズ'。これまでピックアップ単体での販売からマウスピースを同梱してのパッケージが追加され飛躍的にユーザーが増えました。トランペット用マウスピースは 'Bachタイプ' のもので7C、5C、3Cの3種。また、一時 'Monetteタイプ' のヘヴィなマウスピースもラインナップされておりましたが、ソケット加工に当たって手間がかかることから現在はヤメてしまいましたね。
●現在、新たに展開するのは木管楽器用 'P7シリーズ' と金管楽器用 'P9シリーズ' のもので、ピックアップ本体底部にはメーカー名の刻印、全体の金や黒、青いアルマイト塗装が眩しいですね。さらに同梱するマウスピースがそれまでの中国製 '無印' からFaxxの 'ショートシャンク'とサイズに1Cが追加。また付属するケーブルも金属製プラグとなり、ピックアップを着脱するソケットがマウスピースのカーブに合わせた波形の加工が施されるなどグレードアップしております。このカーブ状に加工されたソケット部は大変ありがたく、以前は 'DIY' するに当たってマウスピースのシャンク部を平らに削り取っていた手間が不要になったこと。製品としては、ピックアップ本体を封入するフィルムケースをさらにデザインされたパッケージで包装し、PDFによる取扱説明書などを用意してきちんとした印象になりました。本機の開発に当たってはスティーヴさんによればバークリー音楽大学のDarren Barrett氏とのテスト、助言を得てデザインしたとのこと。その中身について以下の回答を頂きました。
"The P9 is different internally and has alot of upper harmonics. The P6 (which was the old PiezoBarrel 'Brass') was based on the same design as the 'Wood' but with more upper harmonics and a lower resonant frequency so they do not sound the same."
なるほど〜。実際、以前の 'P6' と比較して高音域がバランス良く出ているなあと感じていたのですが、かなり金管楽器用としてチューニングしてきたことが分かります。一方で以前の 'P6' は木管楽器用との差異は無いとのこと。
→Trumpet PiezoBarrel P9 Pickup microphone, Faxx 5C Mouthpiece and 4m Cable
→Trumpet PiezoBarrel P9 Pickup microphone, Bach Style 5C Mouthpiece and 4m Cable
画像は右が '無印' の 'P6シリーズ'、左が 'P7シリーズ' のFaxxなのだけど・・え〜、このFaxxのマウスピースなんですが、わたしのMartin Committeeでは 'P7' のソケットの位置からシャンク部が '底付き' してしまいます(悲)。つまり、細いシャンクと短い位置にソケットを接合している為に深く入り過ぎちゃうんですヨ(きちんと嵌らずブラブラするのです)。これは現在ラインナップされている 'Faxx' のほか、'Bach Style' のマウスピースも同じ仕様なので、いわゆる 'ショートシャンク' 派以外の方はこのギャップに注意してお買い求め下さいませ。
→Piezo Barrel Instructions
ちなみにスティーヴさんにもこの辺の事情をメールでやり取りして、無料で新たな位置にソケットを付け直したマウスピースを送るヨ、と言ってもらえたのですが、スティーヴさんによれば多分、バックボアとの関係からショートシャンクなマウスピースのステップ(カップとシャンクを繋ぐ境界線)を跨いでソケットを取り付けることには懐疑的で、こんな専門的な回答を頂きました。
"38mm is difficult as it will not suit most mouthpieces and I am trying to get the mouthpiece hole further down the backbone where the throat is wider to minimise the effect of the hole in the bore. The larger cross sectional area will lower the pressure and the movement of air into and out of the pickup. It will also reduce the air noise as the air velocity is lower and there is less noise from the cup."
例えば以前に用いていたBarcus-berryのピックアップなど、平気でこのステップを跨いだり挙句にカップ内へピックアップを接合するといったものがありましたけど、ね(苦笑)。上の動画のバルブ・トロンボーンの人などかなり特殊な効果を狙っている、感じ(汗)。ま、そういういろんなニーズに応える?為に複数のカーブ状に加工されたソケットが同梱されているので、ここは自分の好みのマウスピースに半田でソケットを接合、ドリルで2.5mmの穴を開けてチャレンジしてみましょうか。
→NeotenicSound AcoFlavor ①
→NeotenicSound AcoFlavor ②
そしてこのマウスピース・ピックアップに無くてはならない唯一無二なアイテム、NeotenicSoundのAcoFlavor怒涛の4連発。ホント、こういうエフェクターって今まで無かったんじゃないでしょうか。というか、いわゆる ' エレアコ' のピックアップの持つクセ、機器間の 'インピーダンス・マッチング' がもたらす不均衡感に悩まされてきた者にとって、まさに喉から手が出るほど欲しかった機材がコレなんですヨ。そもそもは、過去に同工房が製作したBoard Masterを手にしたことで管楽器に取り付けるピックアップの問題点が解消したことから始まりました。コイツに備わったMasterというツマミ1つを回すことでピックアップの出力をコントロールすることが出来たのですが、それをさらにLimitとFitという感度調整の機能を強化した専用機に仕上げたのだから素晴らしい!しかし、去年の暮れから今年の始めにかけてその 'プロト機' の調整は本当に大変でした。多分、多くの 'エレアコ' のピックアップ自体が持つ仕様の違いから、こちらは良いけどあちらはイマイチという感じでどこを '中心' にするかで悩んでいたんじゃないかな?と思うのです。当初送られてきたものはMaster、Fit共に10時以降回すと歪んでしまって(わたしの環境では)使えませんでした。何回かのやり取りの後、ようやく満足できるカタチに仕上がったのが今の製品版で、現在のセッティングはLimit 9時、Master 1時、Fit 10時の位置にしてあります。ちなみに本機はプリアンプではなく、奏者が演奏時に感じるレスポンスの '暴れ' をピックアップのクセ含めて補正してくれるもの、と思って頂けると分かりやすいでしょうね。管楽器でPiezoBarrelなどのマウスピース・ピックアップ使用の方は絶対に試して頂きたい逸品です!そういえばスティーヴさんにもオススメしたのですが、スティーヴさん曰く、わたしのピックアップはSSL(スタジオにあるでっかいミキサー)のEQセッティングを参考にしながら特別 'インピーダンス・マッチング' を取らなくてもギターペダルは使えるけど、しかしこういう個別に調整できるヤツはイイね!と言ってもらえました(大雑把ですが勝手に解釈)。ま、こういう機器は実際に使ってもらわないとその便利さがなかなか把握できないでしょうけど、ね。
さて、このようなマウスピース・ピックアップ、現在のグーズネック式マイクに比べるとすでにほぼ '化石状態' のシロモノです。それは何故か?と問えば、このブログの初期に 'マウスピース・ピックアップの誘惑' の項でこう箇条書きしていたことを再び抜粋します。
①ピックアップの音質
②マウスピースへの加工
③煩雑なセッティング
①は、いわゆるピエゾ・トランスデューサーの持つ根本的な問題です。反応が早く、芯のある中域を捉える反面、低域はもちろん高音域が乏しく、硬くシャリシャリとした音質は '生音' へのこだわりを示す奏者にとって、決して満足のいくものではありません。ある程度プリアンプやEQで補正出来るものの、基本的にはスタンドマイクを立てて、ベルからの生音とピックアップの音色をPAのミキサーで混ぜて出力するのが昔からの方法です。その代わりマウスピース・ピックアップは構造上、ある程度のハウリングには効果を示し、エフェクターの効きが良いです。また、現在のグーズネック式マイクがラインからPAで出力されるのに対してマウスピース・ピックアップは、アンプで再生したものをマイクを立てて収音するのが一般的でした。
②は、マウスピースにドリルで穴を開け、ハンダでピックアップを接合するという方法に、貴重なマウスピースへの加工を嫌がる奏者が一定以上いたということです。また、一度取り付けてしまうとマウスピースのサイズを変更できないのもマイナス。ピエゾは、取り付け位置によってもサウンドが激変してしまうことから、マウスピースの他にサックスのネック部分、トランペットのリードパイプ部分、ベルの横側に穴を開けて取り付けるなど、いろいろな方法が取られました。まだお手軽なグーズネック式マイクの無かった頃の煩雑さは、そのまま1970年代のフュージョン・ブーム過ぎ去りし後、管楽器のリペア工房で穴の空いた楽器が再びハンダで埋められるべく列を成していたという話からも伺えます。これは自分の話として、前述したPiezoBarrelの 'P9' ピックアップに見るシャンク部のトラブルにも現れておりますね。
③は、このマウスピース・ピックアップが、そもそもは 'アンプリファイ' によりエフェクターを積極的に用いる為のアイテムだということです。これは①でも触れましたが、ベル側の '生音' とのミックスでPAに出力する為に、管楽器に対して2回線がステージ上からPAへと引き回されるわけです。PAとしては極力トラブルにならぬように煩雑なセッティングは避けたいのが本音です。そしてもうひとつ補足すれば、現在はコンサートの現場におけるPAシステム全体の再生クオリティが向上したことも大きいでしょうね。
話を戻せば、このPiezoBarrelピックアップ使用の注意点として、スティーヴさんとやり取りしたメールの中でこう説明されました。
"Please note that if the pickup is upside down, moisture will flow into the pickup. This will cause problems with salt "
上の画像は、スティーヴさんにより塩水の溶かしたビーカーに穴を開けてピックアップを取り付け実験してみたもの。しばし放置後のピックアップ内に付着した塩分の塊が下のもので・・おお、怖い。つまり、ピックアップをマウスピースの下側に向けて装着すると水分がピックアップ本体に流れ込み、これが唾液から分泌される塩分として結晶化して音質に悪影響を及ぼすらしいですね。このピックアップ使用時は沈殿しないようにマウスピースに対して上、もしくは横側にピックアップを向けて下さいませ。
そして最近のスティーヴさんの関心はこちら。トランペットのあちこちにピックアップがいっぱいですけど(笑)、これは理想となるべきピエゾの最適な感度とステレオの為に実験してみたものとのこと。複数ピックアップ・マイクの同時使用は取り付け位置により、いわゆるフェイズ干渉が起こって打ち消し合う問題が起こるのですが、ステレオの定位としてその存在感が変われば 'アンプリファイ' の未来を期待させてくれますね!
この画像のような下向きでピックアップを装着してはダメですよ〜(笑)。それはともかく、まだまだYoutubeにはPiezoBarrelの動画が少ないですけど、やっぱりLinsayさんの一連の動画が個人的に大好き(笑)。これまで必死にBarcus-berryのデッドストック品を探していた徒労がeBayでポチッとするだけでお手元にやってきます。そして、いろいろなプリアンプからエフェクターに至るまであれこれ 'トライ&エラー' をしながらその 'アンプリファイ沼' にハマっていくのだ(恐)。
→vimeo.com/160406148
ラインナップはサクソフォン、クラリネット、トランペット、トロンボーン、リコーダー、バスーンなど多様な管楽器奏者のニーズを満たしており、一時期のBarcus-berryのような '老舗感' さえすでに漂っているのは凄い。この手の製品としては最近、eBayに 'お店' を出しているブルガリアのNalbantov ElectronicsやギリシャのTAP Electronicsなどがありますけど、このPiezoBarrelの '売れ行き' に比べてまだその知名度は低いでしょうね。
こちらは 'PiezoBarrel広報大使' (笑)と呼んでも差し支えないくらいに楽しいパフォーマンスを披露するLinsey Pollakさん。一見、大道芸的展開ながら実はかなりのテクニックと表現力で聴かせますねえ。今でも少ないPiezoBarrelの動画ですが、その初期においてほぼ皆無だった頃にわたしが初めて見たのもこのLinseyさんの動画。すぐ購入に向けてあれこれ調べ始めたのは言うまでもありません(笑)。
●eBayで販売を開始した初期のもの。まだサックス/クラリネットの木管楽器用のみの商品展開で、金管楽器用のものに比べると高域を落として中低域に振ったチューニングがなされております。基本的なPiezoBarrelのパッケージの中身としてはケーブル、自分でお気に入りのマウスピースに装着する 'DIY派' の為に複数のソケット部と蓋にゴムパッキン、ピックアップ本体のLevelツマミを回す為の小さなドライバーが付属します。
●続いて金管楽器用として登場したのがこちらの 'P6シリーズ'。これまでピックアップ単体での販売からマウスピースを同梱してのパッケージが追加され飛躍的にユーザーが増えました。トランペット用マウスピースは 'Bachタイプ' のもので7C、5C、3Cの3種。また、一時 'Monetteタイプ' のヘヴィなマウスピースもラインナップされておりましたが、ソケット加工に当たって手間がかかることから現在はヤメてしまいましたね。
●現在、新たに展開するのは木管楽器用 'P7シリーズ' と金管楽器用 'P9シリーズ' のもので、ピックアップ本体底部にはメーカー名の刻印、全体の金や黒、青いアルマイト塗装が眩しいですね。さらに同梱するマウスピースがそれまでの中国製 '無印' からFaxxの 'ショートシャンク'とサイズに1Cが追加。また付属するケーブルも金属製プラグとなり、ピックアップを着脱するソケットがマウスピースのカーブに合わせた波形の加工が施されるなどグレードアップしております。このカーブ状に加工されたソケット部は大変ありがたく、以前は 'DIY' するに当たってマウスピースのシャンク部を平らに削り取っていた手間が不要になったこと。製品としては、ピックアップ本体を封入するフィルムケースをさらにデザインされたパッケージで包装し、PDFによる取扱説明書などを用意してきちんとした印象になりました。本機の開発に当たってはスティーヴさんによればバークリー音楽大学のDarren Barrett氏とのテスト、助言を得てデザインしたとのこと。その中身について以下の回答を頂きました。
"The P9 is different internally and has alot of upper harmonics. The P6 (which was the old PiezoBarrel 'Brass') was based on the same design as the 'Wood' but with more upper harmonics and a lower resonant frequency so they do not sound the same."
なるほど〜。実際、以前の 'P6' と比較して高音域がバランス良く出ているなあと感じていたのですが、かなり金管楽器用としてチューニングしてきたことが分かります。一方で以前の 'P6' は木管楽器用との差異は無いとのこと。
→Trumpet PiezoBarrel P9 Pickup microphone, Faxx 5C Mouthpiece and 4m Cable
→Trumpet PiezoBarrel P9 Pickup microphone, Bach Style 5C Mouthpiece and 4m Cable
→Piezo Barrel Instructions
ちなみにスティーヴさんにもこの辺の事情をメールでやり取りして、無料で新たな位置にソケットを付け直したマウスピースを送るヨ、と言ってもらえたのですが、スティーヴさんによれば多分、バックボアとの関係からショートシャンクなマウスピースのステップ(カップとシャンクを繋ぐ境界線)を跨いでソケットを取り付けることには懐疑的で、こんな専門的な回答を頂きました。
"38mm is difficult as it will not suit most mouthpieces and I am trying to get the mouthpiece hole further down the backbone where the throat is wider to minimise the effect of the hole in the bore. The larger cross sectional area will lower the pressure and the movement of air into and out of the pickup. It will also reduce the air noise as the air velocity is lower and there is less noise from the cup."
例えば以前に用いていたBarcus-berryのピックアップなど、平気でこのステップを跨いだり挙句にカップ内へピックアップを接合するといったものがありましたけど、ね(苦笑)。上の動画のバルブ・トロンボーンの人などかなり特殊な効果を狙っている、感じ(汗)。ま、そういういろんなニーズに応える?為に複数のカーブ状に加工されたソケットが同梱されているので、ここは自分の好みのマウスピースに半田でソケットを接合、ドリルで2.5mmの穴を開けてチャレンジしてみましょうか。
今回、新たにスティーヴさんによって公開された動画では、バーナーでちんちんに熱したところへ取り付ける 'ロウ付け半田' による加工で以前のものとはその強度が違います。以前のものはソケット部を半田の上にそのまま乗っけただけなので、ちょっと強めにネジ止めするとポロッとソケット部が外れてしまうくらい弱かった・・。この動画の中から3:27〜4:09のところで最初のドリルによる加工がありますが、これは半田で盛られたソケットの付け根内を浅く円錐状に切削するもので、その後に小さいドリルで2.5mmの穴を開けて貫通します。う〜ん、個人の 'DIY' としては少々ハードルが高いかも・・。ちなみにスティーヴさんによれば動画後半はマウスピースを磨く作業だけなので、実際の取り付け部分の中身は最初の5分弱に集約されているとのこと。以下はPiezoBarrelのpdfでトランペットのマウスピース加工に関する説明文(英文ママ)です。
"First, the brass fitting should be heated with a soldering iron and the bottom surface 'tinned' with solder prior to attaching to the mouthpiece.
The Type E fittings provided are designed to fit around the stem of the trumpet mouthpiece to provide a good solder connection. Note that the fitting placement will depend on how far the stem of the mouthpiece fits into the lead pipe or receiver and the shape of the mouthpiece. It is advised to mark the desired position of the brass attachment with mouthpiece attached to the instrument to ensure the attachment will not prevent the mouthpiece from fitting the instrument correctly.
To attach the brass fitting to the mouthpiece you need to secure the mouthpiece so you can work on it without it moving. The mouthpiece will also need to be heated to approximately 300 degrees C depending on the solder, so it will need to be clamped in some material that can withstand this heat.
The mouthpiece needs to be heated until hot enough to melt the solder. Solder should be applied to a small area where the fitting will be attached. Once the solder has formed a smooth blob on the area and has adhered to the mouthpiece stem, you can carefully (and quickly) wipe the solder off with a clean damp cotton cloth. A little more solder should be carefully applied to wet the area and the fitting placed on the mouthpiece stem and kept hot until a good solder joint has been formed. Heat can them be withdrawn and the fitting and mouthpiece allowed to cool. Using a flux (either rosin or acid) during soldering is required to remove oxides and to get a smooth strong joint. The joint should be washed after cooling to remove any flux that may cause corrosion.
The last step is to drill a 2mm or 2.5mm hole into the mouthpiece to allow the sound from the instrument into the pickup. PiezoBarrel pickups work by sound pressure produced by the standing wave inside the instrument - not like a contact mic."
→www.instagram.com/mikemazmaher/
"First, the brass fitting should be heated with a soldering iron and the bottom surface 'tinned' with solder prior to attaching to the mouthpiece.
The Type E fittings provided are designed to fit around the stem of the trumpet mouthpiece to provide a good solder connection. Note that the fitting placement will depend on how far the stem of the mouthpiece fits into the lead pipe or receiver and the shape of the mouthpiece. It is advised to mark the desired position of the brass attachment with mouthpiece attached to the instrument to ensure the attachment will not prevent the mouthpiece from fitting the instrument correctly.
To attach the brass fitting to the mouthpiece you need to secure the mouthpiece so you can work on it without it moving. The mouthpiece will also need to be heated to approximately 300 degrees C depending on the solder, so it will need to be clamped in some material that can withstand this heat.
The mouthpiece needs to be heated until hot enough to melt the solder. Solder should be applied to a small area where the fitting will be attached. Once the solder has formed a smooth blob on the area and has adhered to the mouthpiece stem, you can carefully (and quickly) wipe the solder off with a clean damp cotton cloth. A little more solder should be carefully applied to wet the area and the fitting placed on the mouthpiece stem and kept hot until a good solder joint has been formed. Heat can them be withdrawn and the fitting and mouthpiece allowed to cool. Using a flux (either rosin or acid) during soldering is required to remove oxides and to get a smooth strong joint. The joint should be washed after cooling to remove any flux that may cause corrosion.
The last step is to drill a 2mm or 2.5mm hole into the mouthpiece to allow the sound from the instrument into the pickup. PiezoBarrel pickups work by sound pressure produced by the standing wave inside the instrument - not like a contact mic."
→www.instagram.com/mikemazmaher/
そして余談ですけど、最近新たにあの人気バンド、Snarky Puppyのラッパ吹きであるMike 'Maz' MaherさんがPiezoBarrelユーザーとして加わりました!現在、Snakky Puppyのツアー中であるMaherさんが入手してその結果に満足しており、ディストーショナルに歪んだソロを彼のインスタグラムの動画で披露しておりまする。いやあ、こういう話題の奏者のアプローチから裾野へとどんどん広まっていったら良いなあ。その内、高校生の吹奏楽部などでホーン・セクション全員がPiezoBarrelで 'アンプリファイ' する、なんてことも夢ではないのかも。今の若いコたちの柔軟な捉え方に期待したいですね。
→NeotenicSound AcoFlavor ①
→NeotenicSound AcoFlavor ②
そしてこのマウスピース・ピックアップに無くてはならない唯一無二なアイテム、NeotenicSoundのAcoFlavor怒涛の4連発。ホント、こういうエフェクターって今まで無かったんじゃないでしょうか。というか、いわゆる ' エレアコ' のピックアップの持つクセ、機器間の 'インピーダンス・マッチング' がもたらす不均衡感に悩まされてきた者にとって、まさに喉から手が出るほど欲しかった機材がコレなんですヨ。そもそもは、過去に同工房が製作したBoard Masterを手にしたことで管楽器に取り付けるピックアップの問題点が解消したことから始まりました。コイツに備わったMasterというツマミ1つを回すことでピックアップの出力をコントロールすることが出来たのですが、それをさらにLimitとFitという感度調整の機能を強化した専用機に仕上げたのだから素晴らしい!しかし、去年の暮れから今年の始めにかけてその 'プロト機' の調整は本当に大変でした。多分、多くの 'エレアコ' のピックアップ自体が持つ仕様の違いから、こちらは良いけどあちらはイマイチという感じでどこを '中心' にするかで悩んでいたんじゃないかな?と思うのです。当初送られてきたものはMaster、Fit共に10時以降回すと歪んでしまって(わたしの環境では)使えませんでした。何回かのやり取りの後、ようやく満足できるカタチに仕上がったのが今の製品版で、現在のセッティングはLimit 9時、Master 1時、Fit 10時の位置にしてあります。ちなみに本機はプリアンプではなく、奏者が演奏時に感じるレスポンスの '暴れ' をピックアップのクセ含めて補正してくれるもの、と思って頂けると分かりやすいでしょうね。管楽器でPiezoBarrelなどのマウスピース・ピックアップ使用の方は絶対に試して頂きたい逸品です!そういえばスティーヴさんにもオススメしたのですが、スティーヴさん曰く、わたしのピックアップはSSL(スタジオにあるでっかいミキサー)のEQセッティングを参考にしながら特別 'インピーダンス・マッチング' を取らなくてもギターペダルは使えるけど、しかしこういう個別に調整できるヤツはイイね!と言ってもらえました(大雑把ですが勝手に解釈)。ま、こういう機器は実際に使ってもらわないとその便利さがなかなか把握できないでしょうけど、ね。
さて、このようなマウスピース・ピックアップ、現在のグーズネック式マイクに比べるとすでにほぼ '化石状態' のシロモノです。それは何故か?と問えば、このブログの初期に 'マウスピース・ピックアップの誘惑' の項でこう箇条書きしていたことを再び抜粋します。
①ピックアップの音質
②マウスピースへの加工
③煩雑なセッティング
①は、いわゆるピエゾ・トランスデューサーの持つ根本的な問題です。反応が早く、芯のある中域を捉える反面、低域はもちろん高音域が乏しく、硬くシャリシャリとした音質は '生音' へのこだわりを示す奏者にとって、決して満足のいくものではありません。ある程度プリアンプやEQで補正出来るものの、基本的にはスタンドマイクを立てて、ベルからの生音とピックアップの音色をPAのミキサーで混ぜて出力するのが昔からの方法です。その代わりマウスピース・ピックアップは構造上、ある程度のハウリングには効果を示し、エフェクターの効きが良いです。また、現在のグーズネック式マイクがラインからPAで出力されるのに対してマウスピース・ピックアップは、アンプで再生したものをマイクを立てて収音するのが一般的でした。
②は、マウスピースにドリルで穴を開け、ハンダでピックアップを接合するという方法に、貴重なマウスピースへの加工を嫌がる奏者が一定以上いたということです。また、一度取り付けてしまうとマウスピースのサイズを変更できないのもマイナス。ピエゾは、取り付け位置によってもサウンドが激変してしまうことから、マウスピースの他にサックスのネック部分、トランペットのリードパイプ部分、ベルの横側に穴を開けて取り付けるなど、いろいろな方法が取られました。まだお手軽なグーズネック式マイクの無かった頃の煩雑さは、そのまま1970年代のフュージョン・ブーム過ぎ去りし後、管楽器のリペア工房で穴の空いた楽器が再びハンダで埋められるべく列を成していたという話からも伺えます。これは自分の話として、前述したPiezoBarrelの 'P9' ピックアップに見るシャンク部のトラブルにも現れておりますね。
③は、このマウスピース・ピックアップが、そもそもは 'アンプリファイ' によりエフェクターを積極的に用いる為のアイテムだということです。これは①でも触れましたが、ベル側の '生音' とのミックスでPAに出力する為に、管楽器に対して2回線がステージ上からPAへと引き回されるわけです。PAとしては極力トラブルにならぬように煩雑なセッティングは避けたいのが本音です。そしてもうひとつ補足すれば、現在はコンサートの現場におけるPAシステム全体の再生クオリティが向上したことも大きいでしょうね。
"Please note that if the pickup is upside down, moisture will flow into the pickup. This will cause problems with salt "
上の画像は、スティーヴさんにより塩水の溶かしたビーカーに穴を開けてピックアップを取り付け実験してみたもの。しばし放置後のピックアップ内に付着した塩分の塊が下のもので・・おお、怖い。つまり、ピックアップをマウスピースの下側に向けて装着すると水分がピックアップ本体に流れ込み、これが唾液から分泌される塩分として結晶化して音質に悪影響を及ぼすらしいですね。このピックアップ使用時は沈殿しないようにマウスピースに対して上、もしくは横側にピックアップを向けて下さいませ。
そして最近のスティーヴさんの関心はこちら。トランペットのあちこちにピックアップがいっぱいですけど(笑)、これは理想となるべきピエゾの最適な感度とステレオの為に実験してみたものとのこと。複数ピックアップ・マイクの同時使用は取り付け位置により、いわゆるフェイズ干渉が起こって打ち消し合う問題が起こるのですが、ステレオの定位としてその存在感が変われば 'アンプリファイ' の未来を期待させてくれますね!
この画像のような下向きでピックアップを装着してはダメですよ〜(笑)。それはともかく、まだまだYoutubeにはPiezoBarrelの動画が少ないですけど、やっぱりLinsayさんの一連の動画が個人的に大好き(笑)。これまで必死にBarcus-berryのデッドストック品を探していた徒労がeBayでポチッとするだけでお手元にやってきます。そして、いろいろなプリアンプからエフェクターに至るまであれこれ 'トライ&エラー' をしながらその 'アンプリファイ沼' にハマっていくのだ(恐)。
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