こちらは何とも謎のグループ、ザ・ソウル・ソサエティの 'The Sidewinder'。そう、一聴してお分かりのようにリー・モーガンのヒット曲ですね。1960年代後半に 'Saticfaction from The Soul Society' というアルバムをDotというレーベルからリリースしたグループのようで、その他、当時のヒット曲であるサム&デイヴ 'Soul Man' やザ・ローリング・ストーンズ 'Saticfaction'、ミリアム・マケバの 'Pata Pata' などをファンキーにカバーする '企画もの' 的一枚のようです。本曲のラテン・アレンジによるイントロで鳴る濃厚なシタールの '響き'、ええ、たったこれだけのアレンジなんですけど良いですね。そして日野皓正さん作の 'Dhoop' も日本のロックバンド、フラワー・トラヴェリン・バンドとのコラボ作で、いかにもこの時代ならではの '抹香くさい' アレンジとなりました。
'花のサンフランシスコ2連発'。さて、このようなシタールに魅了された者たちとしては、当時、ギターにおける早弾きのスキルと相まってアプローチする奏者がロック、ジャズの界隈から現れます。ザ・ビートルズのジョージ・ハリソン、ザ・ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ジミー・ペイジの師匠筋にあたるビッグ・ジム・サリヴァン、ジャズにおいては、パット・マルティーノやガボール・ザボ、後にヒンズー教徒に帰依までした 'マハヴィシュヌ' ことジョン・マクラフリンが代表的ですね。また、米国人ながらラヴィ・シャンカールに師事してシタールを習得、そのままジャズの世界で '伝道師的に' アラン・ローバー・オーケストラを始め、数々のセッションを経ながら無国籍グループ、オレゴンを結成、そしてマイルス・デイビスの 'On The Corner' にも参加したコリン・ウォルコットもおりました。その他、パット・マルティーノとの共演を経てマイルス・デイビスのセッションに参加、後にそのメンバーとなるカリル・バラクリシュナ、ウェストコースト一帯でセッション・ミュージシャンをしていたビル・プルマーなどもそれまでフツーの米国人ながらインドに '感染' し、以降は完全に 'ドロップアウト' してしまった連中です。そんなプルマーさん、ドン・セベスキーやデイヴ・グルーシンなど多くの作、編曲家らも夢中にさせたようで、ヘンリー・マンシーニがOSTを手がけた1968年のハリウッド映画 'The Party' は、そのテーマ曲でのシタール演奏をビル・プルマーが担当しました。またプルマーが同時期にImpulse !で吹き込んだ一枚 'Bill Plumer and The Cosmic Brotherhood' から、これまた同時代のバート・バカラックによるヒット曲 'The Look of Love' をどーぞ。
"A - CA20Bは1968年から70年までShureにより製造されました。CA20BはSPL/1パスカル、-73dbから94dbの出力レベルを持つセラミックトランスデューサーの圧電素子です。それはHammond Organ社のInnovex部門でのみ販売されていました。CA20BはShureのディーラーでは売られておりませんでした。
そんなShure CA20Bも6年近い '沈黙' を経て再びステージに立った頃には、すでに '時代遅れの代物' と化したのか、ピックアップ本体は外されて蓋で閉じられた 'アコースティック・マウスピース' としてミュートと共に奏でます。この復帰ライヴはすでに 'ワウの時代' ではなくなったことを象徴する一コマと映るのですが、それは復帰作 'The Man with The Horn' の中で唯一タイトル曲のみワウペダルを用いたことからも伺えます。すっかりラッパの練習を怠っていたデイビスはワウペダルを使う気満々だったのだけど、そんな '時代遅れ' の雰囲気を伝えるべくテオ・マセロらスタッフがワウペダルを隠してしまったことから仕方なくアコースティックで開始、あのヘロヘロした病み上がりのトーンへと結実するのです。当然、こりゃヤバイ!と本人が体調改善と共にラッパを必死に練習したことは言うまでもありません。
ちなみにBarcus-berryはこの製品の特許を1968年3月27日に出願、1970年12月1日に創業者のLester M. BarcusとJohn F. Berryの両名で 'Electrical Pickup Located in Mouthpiece of Musical Instrument Piezoelectric Transducer' として取得しております。特許の図面ではマウスピースのシャンク部ではなく、カップ内に穴を開けてピックアップを接合しているんですねえ。しかし、カップ内で音をピックアップするとプシャ〜とした息の掠れる音が入り、動画はPiezoBarrelのものですが、こんな独特な音色となってイマイチ扱いにくいのでシャンク部に穴を開けた方が使いやすいと思います。
● for amplifying woodwinds and brass
● exciting and dramatic
● new tonal dimensions
More than mere amplification. A convenient transistorized package complete with microphone attachments for saxes. clarinets and brass. Will provide variety of sounds. singly and in unison, octaves up and down, mellow of bright.
しかし 'Inquire for details and prices' と強調されているのを見ると日本から現物が届いておらず、カタログでアナウンスされたものの米国では発売されなかった感じですね。実際、今までeBayやReverb.comなどに流れてきた記憶がないので、世界最大のエフェクター・サイトである 'Disco Freq's Effects Database' にもこれまで本機が掲載されることはありませんでした。どなたか本製品の現物をお持ちの方、情報お待ちしております!
"The P9 is different internally and has alot of upper harmonics. The P6 (which was the old PiezoBarrel 'Brass') was based on the same design as the 'Wood' but with more upper harmonics and a lower resonant frequency so they do not sound the same."
"First, the brass fitting should be heated with a soldering iron and the bottom surface 'tinned' with solder prior to attaching to the mouthpiece.
The Type E fittings provided are designed to fit around the stem of the trumpet mouthpiece to provide a good solder connection. Note that the fitting placement will depend on how far the stem of the mouthpiece fits into the lead pipe or receiver and the shape of the mouthpiece. It is advised to mark the desired position of the brass attachment with mouthpiece attached to the instrument to ensure the attachment will not prevent the mouthpiece from fitting the instrument correctly.
To attach the brass fitting to the mouthpiece you need to secure the mouthpiece so you can work on it without it moving. The mouthpiece will also need to be heated to approximately 300 degrees C depending on the solder, so it will need to be clamped in some material that can withstand this heat.
The mouthpiece needs to be heated until hot enough to melt the solder. Solder should be applied to a small area where the fitting will be attached. Once the solder has formed a smooth blob on the area and has adhered to the mouthpiece stem, you can carefully (and quickly) wipe the solder off with a clean damp cotton cloth. A little more solder should be carefully applied to wet the area and the fitting placed on the mouthpiece stem and kept hot until a good solder joint has been formed. Heat can them be withdrawn and the fitting and mouthpiece allowed to cool. Using a flux (either rosin or acid) during soldering is required to remove oxides and to get a smooth strong joint. The joint should be washed after cooling to remove any flux that may cause corrosion.
The last step is to drill a 2mm or 2.5mm hole into the mouthpiece to allow the sound from the instrument into the pickup. PiezoBarrel pickups work by sound pressure produced by the standing wave inside the instrument - not like a contact mic."
K - 実は以前に考えたことがあるんだ。京大の後輩が楽器メーカーに就職してたから相談してみたんだけど、僕の求める音の気持ちよさが彼にちっとも伝わらなくてね(笑)。マウスピースのところに付けているマイクはバーカスベリー っていうメーカーが作ったものを使っているんだけど、もう何年も前に製造中止になってね。あとは別の観点からなんだけど、流体力学。1m44cmの管をどういう形状にすれば、より空気の流れがスムーズになるか。パソコン上でできるはずなんだよね。楽器メーカーなどでは多少計算して考えてるのかもしれないけど、職人の勘で作ってた頃と大して形状は変わってないよね。それを流体力学を使って考えてみたら、かなり面白いところまで行くんじゃないかと思うんだよ。見た目も変わってファンキーになるだろうしね。電気トランペットとして、トランペットの再開発がされたら面白いんじゃないかと思う。実は僕自体、20年くらいトランペット買ってないんだけどさ(笑)。
- どういったところで楽器を探されるんですか?
K - 今、持っているのはニューヨーク時代にジャルディネリっていう店で買ったんだ。当時では世界最大の管楽器小売店でね、あらゆるメーカーが一番いい品質のものを送ってくるような店だった。今はもうなくなっちゃったけどね。この20年間、デジタル機材ばっかり買ってるよ。まぁ、三分の二は捨てちゃったけど、僕のラッパなんて10万もしないのに、機材は何百万もしてる(笑)。
- ご自身でエフェクターを作ってみようと思われたことはないんですか?
K - イメージはあるよ。例えばディレイなんかでも、ステレオ・ディレイまではできるんだけど、本当にいい空間性を出したいと考えると大変。自然の中ってのはもっと音が反響してるでしょう。だから、ディレイを5種類くらい組み合わせて、割り切れないもののほうが自然に近い。リバーブも悩んでるんだよね。なかなかトランペットに引っかかるものがない。リバーブってもの自体がもともと室内用だから、僕は自然の響きのリバーブが欲しいんだよ。ルーム・リバーブでもホール・リバーブでもなく、コンボリューション・リバーブ(実際の空間でサンプリングした残響音のデータ -インパルス・レスポンス-と、疑似的にシミュレートしたパラメータを組み合わせて演算を行うリバーブの一種)でそういう設定があったら面白いよね。あと、300種類くらい設定があっても実際に使うのは数種類だけなんだよね。たくさん女の子がいても可愛いのは5〜6人みたいな(笑)。だから、使い勝手のいい組み合わせのものがあったらいいなと思う。コンピュータを使えば設定できるんだろうけど、さすがに自然の中でコンピュータを持ち歩きたくないもんなぁ(笑)。
- 近藤さんから電気を取り上げたらどうなんるんでしょうね。
K - 僕はアコースティックはやり尽くしたからね。30歳の時に冗談で「雑音探求30年、ついに純音を超えた」ってキャッチコピーをつけたんだけどさ。地球上で鳴っている音のうち、音楽として使われているのはたった数%なんだよね。残りの90%以上はまだまだ開かれているってこと。だから、電気だろうがアコースティックだろうが、イマジネーションのない奴がやったらどちらでも一緒。面白くない。